2010年01月30日

【新・関西笑談】火を噴くアーティスト(4)現代美術作家 ヤノベケンジさん(産経新聞)

 ■バーコード頭にアトムスーツ 父の腹話術人形が廃虚に降り立った。

 −−集大成ともいえる展覧会「メガロマニア」を終え、「アトムスーツを着ない」と宣言したのはなぜですか

 ヤノベ 自分のなかでリセットできたから。自分のすべてがなくなったときに何が見えるのか。そこで公に宣言したのがアトムスーツを着ないことだった。もうひとつは、戦争の世紀となってアトムスーツを着る必要がない。メッセージを伝えるアートのツールとして必要ではないと感じたからです。

 −−それからヤノベさんはどういった方向へ向かわれるのですか

 ヤノベ その前に父(正信氏)の話をしないといけません。サラリーマン生活が長く、厳格な父だった。しつけも厳しく、僕が芸術の道に進むことに猛反対した。そんな父に早く認めてもらうために作品を作り続けたといっていい。父の抑圧は、アーティストとして独り立ちするための動機になっていました。

 −−作品が評価され、お父さんのヤノベさんに対する見方は変わりましたか

 ヤノベ 定年を機に変わりました。というか、ちょっと、おかしくなった。僕の作品が多くのメディアに紹介されるようになって、実家に戻ったある日、居間に子供が倒れていた。びっくりして近くまで行ってよく見るとカントリー調の服を着た子供の人形だった。実は腹話術人形だった。すると父が出てきて、退職して暇だから腹話術を始めたというんです。

 −−まじめなお父さんがですか。腹話術は上手だったんですか

 ヤノベ ものすごい下手。術師と人形の声を変えずに、ずっとダミ声でやっていた。何度いってもダミ声が直らない。家族全員から反対されて、父は人形を売りに行くといってへそを曲げてしまった。

 −−かわいそうですね

 ヤノベ でも、それから2週間後に息子を連れて実家に行くと、人形がなくなっていたから売られたのかと思った。代わりに青いトランクがあった。父が「新しい人形があるから見てくれへんか」という。そして父が「トらやん。早く出てきいや」と話しかけ、トランクから取り出したのは、前回と同じ人形。でも明らかに容姿が違う。頭の毛ははがされバーコード頭のかつらをかぶり、ちょびひげを付けた奇妙な人形だった。息子は泣き始めて大混乱となった。でも不思議と父の声と合っていた。

 −−それが、どう作品化されたのですか

 ヤノベ 実は、メガロマニアの開催初日のイベントで、父の強い希望で腹話術をやることに。本当は嫌だったけど、親孝行だと思って承知した。それまで会場によく来ていた父が突然来なくなった。同時に、作品として展示するはずだった3歳児用のミニ・アトムスーツも消えていた。

 −−お父さんの仕業ですか

 ヤノベ 急いで実家に行くと、ミニ・アトムスーツを着たトらやんがあった。結局、そのスーツを着たトらやんを使って父は腹話術をやったんですが、終わってからもずっと気になって仕方がなかった。自分自身が次のイマジネーションを待っていたこともあって、(僕の心の)廃虚に降り立ったのがトらやんだった。平成16年に東京・六本木ヒルズの森美術館に出展した「森の映画館」がトらやんの初登場となった。映画館は子供用核シェルターの機能を持ち、自分がいなくなっても生き延びて、次世代につなげてほしいというメッセージを込めた。その後、トらやんは作品のメーンキャラクターとなり、メッセージを伝える仲介者となった。平成19年には、トらやんを主人公にした絵本も制作しました。(聞き手 今西和貴)

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2010年01月29日

横浜市、水道維持へ“技術”販売 節水浸透で収入源模索(産経新聞)

 横浜市水道局は26日、同局関連の議題を話し合う市議会常任委員会で、浄水場の運転や維持管理業務などを“商品”とする「株式会社」を設立する計画を報告した。

 環境に配慮する意識の高まりから節水が進み、水道料金収入が減り続けているといい、水道事業を維持するため新たな収入源を確保するのが目的。

 平成22年度予算案には市水道局会計(一般会計とは別)から出資金1億円を計上しており、可決されれば早期の設立を目指す。

 市の担当者によると、浄水場の運転や維持管理業務を請け負うほか、ノウハウを教える研修事業や国際協力機構(JICA)を通じて海外から研修員を受け入れる事業なども行う。

 向こう5年間の社員数は19〜50人程度を予定。浄水場の運転などは高度な技術が必要だといい、初期は同局の勤務経験を持つ元市職員を中心に採用する。会社名や所在地などは検討中という。

 背景には節水意識の浸透がある。家庭では節水型の洗濯機や水洗トイレが普及するなどの影響で、水道料金収入は減少。市によると、13年度の789億2200万円をピークに減り、20年度は746億1400万円だった。

 これに伴い、職員数も2438人から1925人に減らしたが、「限界まで来ている。今後、人口が減少し始めると想定される10年後までに対策を打ち出さないといけない」(市担当者)と話す。

 新会社が営業先として考えているのは、給水人口が10万人以下程度の中小規模の自治体。横浜市以上に今後は水道事業が立ちゆかなくなると想定し、国内各自治体に広く売り込んでいきたい考えだ。

 ただ、市議の一人は「他の大都市も同様の事業形態に移行すれば、せいぜい関東圏の仕事しか取れない」と採算を疑問視する。「天下り先を増やすだけ」とも指摘した。

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